<アイフル>事業再生ADRが成立2791億円の返済猶予/毎日新聞(12月24日)
経営再建中の消費者金融大手のアイフルは24日、債権者会議を開き、私的整理の一種「事業再生ADR(裁判外紛争解決手続き)」による再建手続きを進めることで全債権者の同意を得た。アイフルは65金融機関からの債務2791億円について、10年9月まで返済を猶予してもらった上で、14年6月までに約760億円を返済する。残りの返済方法は同年7月までに決める。
アイフルの再建を巡っては、米ゴールドマン・サックスがアイフルに債権の買い取りを要求。応じなければADRに反対する意向を示していた。ADRの成立には全債権者の同意が必要なため、アイフルは入札方式で50億円を上限に債権を買い取る仕組みを再生計画に盛り込み、理解を得た。
また、金融機関の債務返済が猶予されるのに、社債が予定通り償還されるのは不平等と指摘されたため、社債保有者と額面以下の価格で前倒し返済する交渉に入る。
再生計画によると、アイフルは来年2月までにグループで計2095人の希望退職を実施。今年9月末に122店あった有人店舗も今年末までに30店に、無人店舗も819店から647店に減らす。また、一部子会社を11年4月までに本体に吸収合併するなどのスリム化でコスト削減を図る。
アイフルは過払い利息の返還負担に加え、金融危機で資金繰りが悪化。月平均の貸出金は07年3月期に787億円だったが、今年4月以降は約147億円まで減少し、リストラ費用もかさんで10年3月期連結決算は3082億円の最終(当期)赤字を見込んでいる。徹底したリストラで、12年3月期に最終黒字への転換を目指す。
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