三菱UFJFG2170億円の黒字/フジサンケイ・ビジネスアイ(2月4日)
三菱UFJフィナンシャル・グループ(FG)が3日発表した2009年4〜12月期連結決算によると、最終損益が2170億円の黒字(前年同期は420億円の赤字)に転換した。消費者金融大手アコムの連結子会社化などで不良債権処理費用は増えたものの、法人向け融資の収益拡大などが寄与した。一昨秋の「リーマン・ショック」による影響から脱し、業績回復に向けての足取りを印象づけた。
本業のもうけを示す実質業務純益は、アコムを完全連結化したことで、前年同期比2059億円増の1兆1258億円に膨らんだ。ただ、アコムの特殊要因を除いても、大企業向けの貸し出しや債券など市場関連の運用が好調で、930億円の増益を確保した。
一方、不良債権処理費用は、アコムの連結化に加え、海外子会社の処理費用増加も重なり、グループ連結で前年同期比1942億円増加して6277億円となった。
個別の貸出先については開示していないが、三菱東京UFJ銀行と三菱UFJ信託銀行の傘下2行の不良債権処理費用の中には、会社更生法の適用を申請した日本航空向け債権の引き当ても含まれている。中小企業を中心とした貸出先の経営悪化に加え、大口融資先の倒産に備えた引き当てが積み上がり、高止まりする処理費用をさらに押し上げる要因となた。
ただ、通期の不良債権処理費用は「中間期で見込んだ範囲に着地する」(幹部)として、4400億円程度に収まる見通し。
景気回復の足取りが重い中、資金需要は弱いまま。だが、株価急落などの大きな変動要因もなく、通期の連結業績については期初の3000億円の最終黒字予想を据え置いた。
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