アコム東南アジア事業を強化営業利益、3倍の40億円に/フジサンケイ・ビジネスアイ(4月15日)
消費者金融大手のアコムは14日、タイとインドネシアで展開する消費者金融事業の合算営業利益を、2012年までに、現在の約3倍に相当するる40億円程度にまで引き上げる方針を明らかにした。経済成長が続き、消費性向の高まる東南アジアで無担保ローン事業を拡大することで、収益基盤の強化を図る考え。
アコムは、タイとインドネシアでそれぞれの現地資本と組み、無担保ローン事業などを取り扱っている。両国の事業を合わせた年間の営業利益は14億〜15億円程度で、タイはその大半を占めているという。
タイでは支店を85カ所、ショッピングセンターの一角などに設ける簡易拠点を70〜80カ所運営している。口座数も順調に伸びており、昨年9月時点では、前年同月比11%増の約80万件に達した。
タイとインドネシアは、堅調な経済成長を背景に個人の消費意欲が高まっており、旺盛な消費に応えられるよう潤沢に資金を用意する。その上で、店舗網を拡大し、今後2年で両国合わせた営業利益を40億円程度にまで増やす体制を構築する。
同社は2010年3月期の連結営業損益を85億円の黒字と見込んでおり、タイとインドネシアで40億円の営業利益を達成すれば、収益基盤の強化に大きく貢献することになる。
アコムはアジア事業について、「現地で培ってきたノウハウが浸透してきた」としており、「今後、商品購入やレジャーなどの資金需要を積極的に取り込みたい」と意欲を示す。
今年6月に改正貸金業法が完全施行されると、貸し出しの上限金利が引き下げられることなどから、消費者金融各社は収益減を懸念している。
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