アイフルの11年3月期当期損益予想は28億円の黒字転換/ロイター(5月12日)
[東京12日ロイター]アイフルは12日、2011年3月期の連結当期損益が28億円の黒字に転換するとの見通しを発表した。ただ、会見した福田吉孝社長は、6月18日に完全施行が予定される改正貸金業法の影響が読み切れないため、予想がぶれる可能性があると述べた。
改正貸金業法では、上限金利の引き下げや利用者への貸出金総額を年収の3分の1以下に抑える総量規制などが柱となる。新たな融資を受けられなくなる利用者が増えると見込まれ、市場の縮小や、従来の利用者からの過払利息返還請求の増加などの影響があると指摘される。
福田社長は、影響が読めないため業界各社の業績予想は確度が低くなるとの見方を述べ「(アイフルは)読みにくい中で計画を組んだ」と説明し、完全施行後の市場動向次第では予想がぶれる「可能性はある」とも語った。業界内では、プロミスが10日に2010年3月期の業績を発表したが、正式な業績予想の発表は見送った。アイフルの2011年3月期予想の前提では、2010年3月期に2068億円あった連結の利息返還関連費用をゼロとしている。
10年3月期の当期損益は2951億円の赤字に転落した(前の期は42億円の黒字)。総量規制への事前対応や高水準の利息返還請求に伴う債権放棄を要因とした営業貸付金残高の減少によって、営業収益は前の期に比べ3割減の2181億円となった。コスト構造改革で人件費などが減少したが、利息返還請求の高止まりなどを踏まえて利息返還損失引当金や貸倒引当金の繰り入れ額が膨らみ、経常損益は2641億円の赤字(前の期は86億円の黒字)に転落した。店舗統廃合や特別退職金支給などで、特別損失も計上した。
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